■廉価な価格帯でオートバイ初心者からベテランまで応援してくれるKOMINEですが正直あまり会社の事は知りません。
前から気になっていた事があったので調べてみました!
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コミネのロケットカウルって?
■ヤフオク!などでロケットカウルを探していると「コミネやイノウエのロケットカウル当時物、本物」などと見かけることもしばしば
ですがコミネがオートバイ関連部品を作っていた記憶が僕には無いのです。(おじさんだけど、、)
そもそも僕がコミネを知ったのは10年くらい前でその時が初めて。80年代のバイクブームを体験していますしある程度バイクの知識を持っていると思っていたのですが初めて名前を聞いた感じでした。
南海部品 ハリケーン タナックス デイトナ キジマ などなどありましたがコミネ??というのが僕の感覚です。
コミネのカウルを作っていたのは今のKOMINEと同じなのでしょうか?
コミネをかなりザックリを調べてみました
- 社名は初代社長の小峰新助から来ている
- 1950年代 バイクの製造 撤退
- 1960年代 ヘルメットの製造
- 1970年代 ネモケンのスポンサーをする
- 1980年代 コミネオートセンター・チェーン店展開
- バブル終了期 チェーン店縮小 バイク用品の製造・卸売を専業とする
KOMINE HP:コミネの歴史|コミネ(komine)
Wikipedia:コミネオートセンター
歴史の長い有名なブランドの様です。。知らないのは僕だけだったのかも。。
■コミネ ジャイアント(巨人と書いて)などは現存してるんですね。浅間レース時代にはバイクメーカーが283社もあったそうで。
でも生きている時代に走ってないメーカーは後の世代は知らないものなんです。ハーレーに乗っててもアエルマッキ知らないのと同じことです。はい。
ですが知っていないとバイカーとしては恥ずかしい限りであります。ここまで有名なのならきっと古いカタログがあるだろうと探すとヤフオク!にあるではないですか。
■当時のカタログの出品は珍しいのかやっとこさ見つけましたがびっくりするようなカラーリングの服も販売していたんですね。
まるでアクマイザー3ですな。
若い人はスルーでよし。画像のバイクはおそらくスズキのGTシリーズのどれかです。
昭和特撮 ヒーロー バイク特集 1970〜80年代 | 1970年生まれ 男のロマンBlog
ヤフオク!に出ていた当時物のカタログ
■いきなりではありますがヤフオク!で当時物の取説があるのを見つけてしまいました。
答えにたどり着きました。
その取説にはデュアルカウリングⅡ&フルカウリングと載っています。値段がやけに安いのでよく見ると
フルカウル用のスクリーンのシールが貼ってあることが伺えますね。しかもKOMINEの旧ロゴなので間違いなく今現在のKOMINEと同じ会社が作っていたということがわかりました。
チャンプロードでの解説もある
■チャンプロード×単車の虎のウェブサイトに旧車會パーツブランドを紹介しているページがありKOMINEの記述がありますので引用しておきます。
コミネ/KOMINE URL:http://www.komine.ac/
設立:1947年(昭和22年)
昭和20年の東京大空襲から2年後、焼け野原となった東京・台東区で小峰新助氏が創立した小峰商会。コミネオートセンターの前身として、自転車とタイヤの卸業からスタートしオートバイを製造。バイク用品はロケットカウルで有名だ。
チャンプロード×単車の虎 – 旧車會パーツブランド図鑑
カウルを作った時代背景について
■気になる記事を見つけたので引用すると当時のカスタムバイクやレーサーの影響であることが伺えます。
ヤジマやコミネといったコンストラクター名を懐かしく思う読者もいるのではないだろうか。70〜80年代前半は、もともとがレーサーとかけ離れた作りの市販車をカフェレーサー化するのに試行錯誤が重ねられていた時代。厳しい法規との兼ね合いもあり苦労は多かったはず。その後、フルカウルやセパレートハンドルが正式に認可され、本格的なレーサーレプリカブームが訪れる。
絶妙なバランス感覚で仕上がった往年の名車「リックマンカワサキ」 | 基礎知識 | カスタムピープル
■僕がヤジマはを知った時にはすでにこのようなタイプのカウルではなくレイニーシュワンツ時代が訪れていたのでもっとシャープになっていました。このような汎用のロケットタイプのカウリングやデュアルカウルは暴走族車両などでしかあまり見かけることが無かったんですよね。
ロケットカウルの付いたバイクはジレラサトゥルノ、GB500、SRのカスタムなどでクラシックで単気筒のバイクに搭載されていることが多かったですね。
元からカウルの付いているレーサーレプリカに旧タイプのカウルに交換する必要も無いですし、RZなどもTZなどのレーサーの直系としてカスタムされることが大半で、カフェにしてしまう様な発想はまだあまり普及していなかった時代だと思います。
90年代に入ってからでもオフロードに17インチのオンロードのタイヤとかがまだまだ珍しくて奇抜だと思われていましたから。俗にいうターミネーター仕様。今は何でもありですけどねぇ。。
現在手に入るロケットカウル
フルカウル
■汎用で手に入るロケットカウルは沢山ヒットしますがコミネタイプやイノウエタイプとなってくると確認できたのはJOKER’S、ゼットファーザーブラザース、テクニカルサービス本多の三店舗が主力ではないかと思われます。
アッパーのみ
アッパーのみはSRやカフェカスタムで有名なシックデザイン、WM:ダブルエム 、ペイトンプレス、GOODS、GULL CRAFT、AN-BUなどが手に入りやすいでしょう。
他にもまだショップは沢山ありそうですね。
コミネのジャケット
■一時期は廉価の為か全身KOMINEだと揶揄されていたりしていましたが最近のモデルは非常にデザインも機能性も良くなったウエアが多いので満足度は上がっていると思います。
大手通販で買う場合など写真が発売当時のままで変更されてない場合がありパッドの仕様変更がされている様なので確認してから購入をお勧めします。
10年ほど前のメッシュジャケット持っています。現在の商品とシルエットが似ており、お腹周りなどは細目の人向けな気がします。というか方パッドが大きいからかも。背中のパッドもまだビード板みたいな時期の物なので出番はもうありませんが、、、
コミネに限ったことではないですけどね。どのメーカーもがっちりした体形に見えるジャケットが多かったです。
まとめ
- コミネのフルカウルはバイクウエアのメーカーKOMINEだった
- ロケットカウルはレーサー仕様にするためのカスタムパーツだった
- 現在でもコミネタイプのカウルは販売されている
今では旧車會で使われることが多いコミネのフルカウルですが正統派ブリティッシュカフェレーサーとしてのカスタムパーツとしても十二分に魅力的だと思います。
塗装と取り付けが面倒な事を除けば、、、
ではまた!