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【メンテナンス】エアーコンプレッサーのトラブルと修理【アストロプロダクツ】

メンテナンスのマストアイテム

■友人の工場でRZ250Rのタイヤのビード上げにクリーム不足で失敗し、『バイカーの家にはベビコン必須』という事で無償で譲ってもらい手に入れる事が出来ました。ですがベビコンの状態はそれなりで圧が上がりきらずメンテナンスが必要でした。補修した方法など書いておきます。

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手に入れたエアーコンプレッサー

■エアーコンプレッサー、エアーホース、エアーガン、エアーチャック、専用オイルといたせりつくせりのセットを頂きました!パッと見は綺麗ですがすぐに動かさず、不具合が無いか確認をしていきます。

※記事作成時点では見当たらなかった補修パーツが現在はあるようです。記事の内容は参考程度に読んで頂けると幸いです。

アストロプロダクツのサイト

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始動前点検とメンテナンス

エアーフィルター取り付け

■エアーフィルターが折れて無くなっていたので新たに購入。穴径20mmの消音機を購入しました。かなり長期間フィルターを付けずに稼働していたらしく内部まで粉じんがごっそりついています。。

このエアーコンプレッサー大丈夫なのか??

サイレンサーの穴径は13mm、16mm、20mm、1/2、1/4など色々なサイズがありますので購入の際は気を付けて下さいね。

コンプレッサー 消音機 商品一覧

■いろいろな商品を取り扱っていuxcellさんの吸気フィルターを購入。

商品説明は排気フィルターになっているので混乱しましたが《誤訳》ですね。

■樹脂の吸気フィルターには通常シールテープを巻きませんが購入した商品は金属製。密着度が低かったのでシールテープを多い目に巻くことにしました。

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オイル交換

■ドレンボルトを緩めるとOリングの溝がありました。合いそうなサイズの耐油Oリングセットの中から選んで交換しました。

《間に合わせで再利用とシールテープでやり過ごす事もできますがお勧めしません》

Oリングセットですが持ってると結構便利ですよ。

■出てきたオイルはかなり汚れており継ぎ足しで使われていたのかもしれませんね。。

エアータンクとドレンの間が狭いので発泡トレーなどで受けると良いかも。

■上の樹脂キャップを緩めて注入します。コンプレッサーオイルは取説によると約270mlです。中に多少オイルが残ってしまうので入れた量はちょっと少なめだと思います。1ℓあれば半年ごとに交換しても3年は持つ様な気がしますね。

オイル交換にはエンジンオイルなどではなく専用のオイルの使用を推奨します。

■またコンプレッサーにはレシプロ(ピストン)とスクリューの圧縮方式があり、それぞれオイル粘度が違うので購入の際は気を付けてください。

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いざ試運転!

充填時間は満タンで約3分40秒。圧が下がってからの再起動は約1分10秒となっております。

  1. すーーーっと圧力ゲージの針が上がります
  2. スローダウンしてるように感じます
  3. ジワーっと針が動きますが完全に停止
  4. 指定圧まで上がらず動きっぱなしになったので停止

ポンコツやん!

という事で分解開始です!

カバーを外した様子

■絶句するほどの汚れで石膏ボードの粉が固まったようなものがファンや本体にこびりついていました。ある程度掃除しましたがこの状態です。。。

■掃除後。もうあきらめてこの程度の良しとします。

※電源コードは必ず抜いてから作業をしてください。

ヘッドを外す

■タンクに行く配管が接続されているので外します。ヘッド自体は4本のボルトで止まっているだけなので簡単に外せます。

■なかなかの状態です。汚れが付着してこびりついています

■圧の上がらない理由が分かりました。ピストンの動きに合わせて動くバネ材が割れていました。弁の代わりをする重要なパーツなので割れてしまってはどうにもなりません。

シリンダー内に落ちなかっただけ良しとします。

材料を探して加工する

■バネ材は0.3mm×10mm×47mmでした。問い合わせたところ、補修用パーツとしてアストロプロダクツには常備しておらず、【修理or修理不可orパーツの譲渡は本部に問い合わせ】の三択らしい。

エアーフィルターがアフターパーツで無い時点で薄々わかってたので代わりの素材を探すことに。

■スーパービバホームで【焼入れリボン鋼】を見つけたので入手。番線カッターで47mmにカットしました。(刃が傷むかもしれないので真似をするなら自己責任で)

【焼入れリボン鋼】通販サイトで見つけられませんでしたのでリンクはありません。

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組み戻す

■パッキンがバキバキに割れてしまったのでバイク用品店でガスケット0.8mmを購入。

■後は各パーツをオイルストーンで磨き上げて組み戻しました。

ヘッド側に装着する【焼入れリボン鋼】をセットしても組み立て時に落下してしまうので、グリスを薄く塗ると楽に作業が出来ると思います。

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組み立てのコツ

■組み立てのコツはファン側のカバーが本体の下に入るので持ち上げ無いといけません。ボルトは6本ありますがカバーと共締めなので穴位置が合わせにくいです。

ワンサイズ細い六角レンチを挿しこんで位置決めをすれば必然的に逆側の穴位置が出ますので少しはやりやすいかもしれません。

最後に

■で、最終的に問題無く指定圧まで上がり自動で停止しました。直りました!簡単ですが材料探しに時間がかかりました。

ゼンマイのバネが欲しいと説明するのですが商品の正式名称も分からず、ホームセンターの人も有るか無いか、あっても何処に有るか分からないのです。因みにアルミの素材や細い筒状の素材などと同じラックに立てて入っていました。探してみてください。

★中古現状で手に入れ、エアーを使っていない状態で5分以上動いたり・大きな音がしたら(そもそも大きのだが)故障と考えて停止してください。本体がかなり熱くなっていますので冷めるまで待ってから原因を探す方が良いと思います。

それではまた!

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