ガラッと変わってしまった乗り味
■前回戻ってきたクアンタムに乗ったところフロントに比べてリアは硬く、跳ねる感じが出ています。フロントが少し切れ込むようになったので調整が必要になりました。
スポーツ走行が出来るような腕は無いので乗り心地重視です。。。
BUELLで乗り心地重視とか意味不明ですが。ご容赦ください。
押側減衰を調整をする
■写真はRZ250Rのモノサスです。一般的なサスに付いている押側減衰調整と同じ位置にクアンタムもありますが少々わかりにくい。
■押側減衰が最強から15クリックに表記されていますが、いったいどこで調整するのかと言いますとこんな所に隠れています。
調整ホイールを回すには1.5mm程で無ければ入りませんし狭い場所なので六角レンチを使いました。
■後ろから見て時計回りに回すと15クリックで止まり最強の状態になりました。確認の為に跨ってみましたが沈まない硬いサスになってました。
押側減衰を下げるには後ろから見て反時計回りに回すという事になります。最強から18クリック(戻し)で暫く様子見です。
最弱は何処まで回るのか気になり試してみましたが30クリックを超えても回ったので怖くなり中断しました。
プリロードを変更しました
■ネジ山14山から一回転戻してプリロードを気持ち下げました。物は試しとどんどん緩めるとバンプラバーの右側にピストンロッドが現われました。そしてサスペンションの全長も伸びる。。。困った構造ですね。。。
ロッドが見えている状態で跨りましたが流石に柔らかすぎて僕の体重(90kg)で乗れる感じはありません。
■プリロードを上げすぎると降車時にバンプラバーに圧力がかかったままなので劣化を早める気がします。普通のサスならボトムしたとき以外に触れる事は無いのですが『年がら年中、四六時中』押されているのはいかがなものかと。。。困った構造ですね。。。
取り付けで気を付ける事
■回転方向の矢印が書いてありますが2本の丸ポストの付いているベースは回転させることが出来ます。
オクムラステッカーの位置だけ気にして取り付けしたのですが、取り付けてしまうとエンジンに当たってしまい回転させることが出来なくなりますのでご注意を。
- 取り付ける前にアルマイトの綺麗な面を外側になるように回転さておく
- 押側減衰調整可能な向きに取り付ける
原点を測っておく
■調整の為に測っておくのはスプリング長ではなく(長さは常に一定です)左側のベースプレートからプリロードアジャスターまでの距離にしています。ネジ山の数でも良いけどね。
サスのプリロード調整に使った道具
■平行ピンポンチはプリロードアジャスターの穴がぐずっている場合はしっかり挿しこめて強度があるものをお勧めします。プラスドライバーなどで作業すると間違いなく舐めます。
僕のクアンタムは過去のオーナーがやらかしているのでアルマイトも剥げて穴が汚いです、、、、
■ストレートのフックレンチは持っている方が何かと役に立つ局面が多いです。基本狭いところで使うので長いとふり幅が少なく役に立ちません。
フック部分のフレキシブル構造部に厚みがあるのでのプリロードアジャスターにキズを付けてしまう可能性があるので注意が必要です。普通のサスなら周りに何も無いので問題ありませんけども。RZ250Rのサスペンションも交換しましたがこの商品が役に立ちました。
最後に
■サスが伸びると車高が下がるなど一般的なサスと正反対な動きをするのでこんがらがってしまいますが調整機構の部分は同じです。クアンタム以外のメーカーの方が調整はやりやすい印象があります。
新品のPENSKEに付け替えてみたいですなぁ。。。
ではまた。