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見た目以上にボロボロなメーター廻り
■正面から見るとぱっと見綺麗なのですがメーターダンパーのラバーも陥没してしまってますしボルトはグズグズになっています。とりあえずバラバラにして色を塗り直し部品の出るパーツは交換しようと思います。(結果廃盤で無いのですが)
★今回は流用情報や全く未検証の情報もあるので判断は自己責任でお願いします。
※この作業はあくまで素人が自己責任で行っております。作業の真似をしそれが原因で発生した損失や損害について、当方では一切責任を負いかねます予めご了承下さい。
メーターの分解と状態
■スピードメーターのダンパが陥没と変形と硬化を起こしていまして全く機能していません。ですが硬化してるのでメーターがポロリなんてことも無く乗れてしまっていました。困ったもんですな。
■うわーーー!えらいっこっちゃーーー!1988年からお勤めご苦労様でした。。
■大量のごみとメーターに張り付いたかっちかちのゴムをスクレーパーで掃除しました。あまりに執拗に攻撃すると傷めますのでほどほどで。見えなくなる部分なので無理は禁物です。
■トリップメーターのリセットをするノブは回転方向(時計の反対廻り)にねじ込んであるだけなのですが、トリップの主軸をロックしないと供回りして緩みません。細い棒(今回は六角レンチ)で押し当ててトリップが動かない様にする必要があります。
■ノブの真ん中に六角レンチを挿しこんで押し込みノブを緩めます。緩める回転方向は逆ネジなので
時計回りです
ノブが緩まない時は穴から少し潤滑剤を塗布すると良いかもしれません。
廃盤のメーターダンパの流用情報
RZR-Room No.29Lからの情報
■砕け散ったダンパですが既に廃盤になっており自作か流用の二択になっています。僕は下記の情報とは別の方法で作成しましたが、ケンポンさんの運営するRZR-Room No.29Lの方法も参考にしてみてください。
■SRのダンパはRZには少し大きいみたいですが使用できるとの事。
83513-00がダンパを示すので検索してると色々な車種のダンパが出てきます。もしかするとFZ750(1AE)やXJR1200R(4KG)がメーター廻りの見た目そっくりなのでメーターの直径が同じなら使えると思うのですけどね。未検証ですが載せておきます。
車種 | 純正品番 | 名称 |
---|---|---|
RZ250R(廃番) | 1AR-83513-00 | ダンパ |
SR流用(RZR-Room No.29Lより) | 3H3-83513-00 | ダンパ |
SRX・FZ750流用(全くの未検証) | 1AE-83513-00 | ダンパ |
ELIMINATOR 250V(流用可能) | 92160-1380 | ダンパ ショック メータ |
★補足ですが1AE-83513-00を使ってSDRのダンパを交換している記事を発見しました。
■🔼このダンパは使える気がして仕方ないのですが
未検証です
使えない理由があるとするならば、取り付けパネルとメーターのクリアランスの違いです。
ノーマル(左)はサイドのスリットでパネルに止まっていますが問題はここでは無く、流用(右)できるかはダンパの厚みが足りているかだと思います。メーターケースで固定しているので少々緩くても使えるのですけどね。年式も近いし形状の違いだけの様な気がします。
■廃番の1AR-83513-00はこのような形状です。共用車種は/FZR250/RD350/RZ250/RZ250R/TZR250となっています。
自作メーターダンパ
■結局情報が少なかったのでメーターダンパは自作することにしました。使用したのはニトリルゴムでできたクッション材です。ホームセンターで600円位です。通販となんでこんなに値段違うの???
■工程は以下の通り。先にカットしてしまうとスリットを入れるのは困難になると思います。接着はいつものMOS8です。写真の状態にセットして硬化するのを待ちます。厚みがあるのでサイズも大きくなりますしスリットの深さを均一にするのも難しいし、そもそも手間だし。成功と言えるか微妙ですが。。
- スリット入れる
- カットする
- 接着して輪にする
ケースの傷を治す
■僕が所有する前からついていたケースの傷ですがやすりと研磨で消すことが出来ました。
■ガビガビなので粗で削ります。ツボサンのやすりセットはあると便利です。ちなみに中目です。
■穴が明いてしまわないか心配でしたが目立たなくなりました。。。本当は磨いた事でここだけ光ってしまったので全体を磨くことになってしまい超メンドクサイ事態に。。
水温系のパッキン
■水温系はクリアの蓋との間にとても薄いパッキンが入っているのですが勿論砕け散りました。水が回る構造でも無いのでシリコンシーラーを均一の高さに塗ってパッキン代わりにすることにしました。
矢印の部分にはカラーが入っているのですがサビて原形をとどめていなかったのでジュラコンのカラーを削り高さを合わせて取り付ける事にしました。ホームセンターには3.2mm×10mmしかなかったので仕方なしです。(最終的な高さはノギスで測ったのですが失念しました。すいません。)
■真ん中に防水性を上げる為のリブが立っていますがこの高さにシーラーを合わせました。爪楊枝でちょんちょんと載せてへらで伸ばし、水平に当てて余分なシーラーを取り除く感じでやってみました。
このパッキンを切り出せる人は頑張ってください。僕は無理!
■裏側の配線はこんな感じ。書いてあるから老眼で見えない人以外は間違う事はありません。
組み戻して完成
■錆を落としてホイールに塗ったのと同じ塗料でパネルを塗りました。黒く染めるとしまりますね。もともとの色は半艶の黒だと思うのでイメージ変わってしまいますが綺麗なので満足しています。
■色を塗り直したメーターパネルはボルトをステンレスに交換して取り付けました。ケースも磨いたので綺麗になっていると思います。メーターは35000kmを示していますが実際はもう少し走っています。
エンジンは1ARに積み替えてあるのですがジェネレータ、フライホイールなどの電装関係は3HMのままです。(あたりまえか、、)
メーターに光を入れると独特の透け具合で旧車である事再確認してしまいますね。LED球などにすると雰囲気壊れそう。ボヤーっとした光が昭和に引き戻してくれるので僕はこれで良しとします。