四発のサイレンサーでもおなSS2R
■前回のブログで後期型用(2インチ)VANCE & HINESのSS2Rマフラーに少し触れましたので追記をしておこうかと思います。いったいどんな構造になっているのか分解をしますのでご覧ください。
当時の値段と説明
■三拍子揃った説明なのですが
- サイレンサー内部に3室構造を採用
- 優れた静粛性と高い廃棄効率を実現
- 本国のビューエルオーナーにも高い支持を得ている
■BUELL用のSS2Rは現在販売されていませんが当時の値段と説明を見てみると¥53000ですね。値段設定が安いんです!他にカーボンのSS2Rもありましたがもう少し値段が高くマフラーはバンド式で幅広の物が付いてます。
SS2R分解してみた
■ものすごいシンプルです。これで大丈夫なんかな?と不安になるほどの造りです。このサイレンサーを初めて分解したときにはパンチングの周りにちょっろっとだけウールが巻いてあり、前側のウールはかなり無くなっていました。
■ヤフオクなどに『音量はどうですか?大きいですか?』など、聞いてる方がたまにいますが、大きいですよ。ですが素材がアルミなので鉄マフラーのカンカンとした音よりも、モホモホした音質で音量の割りには耳障りではありません。
■先程の説明に3室構造の話がありましたが僕は詳しく無いので調べてみました。詳しく書いてあるブログをどうぞ。
他の車種のSS2Rとの違いは?
■同じハーレーエンジン用でもパンチングパイプの長さが違います。写真のパンチングが欠けているので、僕のSS2Rは破断して短くなっているのかと断面を確認しましたがそうでは無いようです。
- VANCE & HINES クワイエット(消音)バッフル ミディアム SS2R用 V21281 212
- VANCE & HINES SS2R用 マフラーリパック V16105 1610581
★上記のSS2R専用のバッフルや専用のリパックなどがAmazonなどで販売されていましたが2020/05/30現在リンク切れを起こしています。
重さなど
■重さはといいますと
- サイレンサーのみ … 1520g
- ジョイント含めて … 2000g
- アタッチメント含めて … 2350gです
まぁまぁ重いのかな?
取り付け方法
■この2つの穴に(ナットの居る所)
- 矢印の印を合わせて①をボルトで固定
- ①は長穴の②の上に
- ③のナットプレートは②の下に
- そしてボルトで留めるのですが
※めっちゃやりにくいです!こんな狭い場所でボルトを4本も留めないといけませんしスパナのふり幅が無い、工具も入らないなど。。ブラケットのボルトは車体の反対側から固定しないと供回りするなど最悪です。
こんな感じで取り付けすると良いと思います。(ニッチすぎる情報だなww)
■ちなみにカーボンタイプのSS2Rはマフラーバンドなんで楽だと思います。
まとめ
良い点としては
- ステーがしっかりしているので折れたり割れたりの心配が少ない
- ヤフオクでよく見かける
- 値段もすえおき
悪い点としては
- 取り付けが難しい
- 無垢のアルミはくすむ
- 音が大きい
- エンド部分の鍋ネジが舐めやすい(僕はキャップボルトに変更しました)
- カーボンタイプは排圧で破れたりする。
- プライマリーオイルの交換が面倒
■えーーー書き上げたところ悪い点の方が多くなってしまいました😭実際今つけているアエラのサイレンサーの方が軽く音もジェントルで(レース用なのに)軽いからバンドも切れにくいという事で軍配が上がりました。