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BUELLカタログから見るBUELL
■どーもこんにちは。個体数が減っているのにオーナーになるチャレンジャーが増えているEVO系BUELLですが発売されてから20年が過ぎ、会社が無くなってから10年と随分と時間が経ってしまいました。
BUELLを知らない人や生まれた時には会社が無かったなんて人がこの先どんどん出てくるのでしょう。なので
この先『憧れのバイクだったんで買っちゃいます!』って方は良いのですがちょっと気になっていた程度の方への
『カタログを見ると欲しくなる現象』
を誘発するべく1999年のUSとJPのカタログを検証します。
★何だかアメリカのカタログは小さくてですね、ページ数も少なくあっさりとしています。少しだけアメリカの空気に触れることが出来るカタログでも見ていってください。
カタログの著作権はメーカーに帰属します。掲載に問題がある場合は直ちに削除しますので、問い合わせフォームより連絡をお願いします。
BUELL US 1999 カタログ
■USもJPも同じ車両でライダーもBUELLメットにバンソン&サングラスの同じ人。パフォーマンスマシン(PM)のホイールを履いているのが特徴で、イエローはアメリカを代表するカラーだという事を感じてしまいます。
実は1999年は後のサンファイアーイエローという呼び名ではなくリアクターイエローなんです。
■リアクターが原子炉の意味ならばこのマークから来ているのかと思うのですが、、、、
■色の話などは映画『60セカンズ』でニコラスケイジがサンファイアー・イエロー〈画像検索〉やマリーナ・ブルー〈画像検索〉と言ってるので聞き覚えがある人もいるのでは?
僕の中で赤色といえばフェラーリではなくビシャモンレッドです。
■左開きのページをめくると最初に『Revelation of a Racer・レーサーの啓示』が書かれており、話のくだりは少し違いますが日本版と内容は変わらない感じでしょうか。
次ページでは『マスの集中化・フレーム剛性・バネ下軽量化』について書かれています。
CYCLONE M2
『LOOKING FOR MEATIER TORQUE?』
■で始まったM2のページです。肉の様にM2が吊るされていまね。なかなかインパクトのある画像でびっくりします。リアクターといいこの写真といいちょっと過激ですねぇ。
昨今では少し過激な表現ですね?この当時OKでしたん???
恐らくですがMEATIER(meatyの比較級。肉のような)という単語を使ってM2のトルク感を表現するのが目的の様な気がします。
直訳すると『より肉厚なトルクをお探しですか?』になります。わかるようなわからんような、、
why settle for ground round when you can sink your teeth into something choice?
本文は翻訳しなくても単語から推測できるBUELLの特徴についての話なのでわかるのですがが最後の文章は全くわかりません!英語得意な人コメントください。
LIGHTING X1
『THERE GOES THE NEIGHBORHOOD』
■普通に訳すと『近所に行く!』になるのですがそんなこと突然言われても良くわかりません。気軽に走り出せるバイクアピールなのでしょうか?ラッタッタ〈画像検索〉と同じ扱いにはなりませんね。😅
しかしカッコいいですね。このマッスルボディ💪張り出したエアクリ!ブローバイでドロドロになるエアクリ!!
『大きい!キレてる!土台が違うよ!』とボディビルダーの掛け声が出そうになります。この張り出し具合のテイストは後のモデル1125R/CRにも脈々と受け継がれていく事になったのでしょうね。
■こう見ると『ノーマルでもカッコいいしカスタムしなくてもいいんじゃないかい?』と思いますが、取り付け方法がチープでチリ合わせも面倒なので社外のエアクリに交換されてしまう事が多いX1だったりします。
it’s what happens a bare-knuckled, streetfighting hooligan muscles in on your asphalt
🔼本文の出だし部分ですが『アスファルトに割り込んでくるゴロツキと素手で戦う喧嘩が起こります。X1なら最適なストリートパフォーマンスがあります。』みたいなことが書いてあると思います。ニュアンスが難しくて上手く訳せないですね。。
要するにストリートで戦える(戦う)バイクだって事をアピールしているのでしょうね。
THUNDERBOLT S3
『WELCOME TO BUELL,MAY I TAKE YOUR ORDER?』
■『ようこそBUELLへ。ご注文は?』とオーダーについて書かれています。S3はこのオーダーシステムがウリで看板にはオーダーメニューがずらり。
そして本文の最後には『オーダー仕様書からハンドメイドで精密に作ります』と書いてありますね。
日本の仕様はセットアップされた4種類でしたがこちらのカタログでは
- 外装カラー9種
- フレームとホイールカラー4種
- PMホイール
- ツーリングパッケージ
- 2種類のハンドルバー
とこの様に組み合わせが多く海外で人気車種であった事が良くわかりますね。
■3台の諸元表が載っておりスペックの違いを比較して見れるのが良いですね。下部には今までデリバリーしたバイクのヒストリーについてサラっと書かれています。
■最終ページの裏表紙です。JP版のカタログとほぼ同じなのですが『ライディング・エチケット』と『最終的な準備』の項目がUS版にはあります。
『ライディング・エチケット』の章では走り方のマナーとして、スピードリミット、法律を守る、マスツーのエスコート側としての対応などが書いてあります。きちんと読んだことが無かったので少し驚きました。
JP版に続く…