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放置したRZ250Rの公道復帰を目指す
■さぁ!メンテするぞと2020年の1月から前後スタンドをかけた状態で放置していたので10か月も過ぎていました。実際の乗ってなかった期間はもっと長いわけでして。。。
大型バイクがあるとそっちばかりに乗ってしまい任意保険の問題もあって乗らなくなっていく悪循環。いい加減乗らないとボロボロになってしまうという事で重い腰を上げた次第です。。
全塗装(ホイール、フレーム、マフラー、アウターチューブ、スイングアーム、外装)・カウル割れ修理・バーハン化・バーエンドミラー・ヘッドライトLED化・BUELL X1フライスクリーン(メーターと干渉しなければ)取り付けなど。
テールセクションの変更もしてみたいですがとりあえず元状態にしてから考えます。先はかなり長いと思いますので。。。今回はとりあえずボロボロのシートを張り替える事にします。
RZ250Rのシート張り替え
シート表皮を購入する
■まずはシート表皮を手に入れることにします。いろいろ探しましたが表皮だけで売っているものは通販サイトには無いです。
デイトナのRIPMOシートウレタンも1XGと3HMはラインナップに無い状態。。〈RIPMOシートウレタン検索〉
■今回は絶版車のシート表皮も作っているヤフオク!のオークションストア『Peace Craft』さんで購入する事にしました。
過去にもフリーウェイのシートでお世話になっています。ケンポンさんの運営するRZR-Room No.29L〈レストア記14〉でも使用されているオークションストアです。
購入までの流れ
■取引の流れを要約してみました。
- ヤフオク!の取引連絡はストアからメッセージのみで使用(返信不可)
- 確実にメールが受け取れるようにする(重要・僕は念のためにメールフィルター解除しました)
- 最初のメールの件名を変えずにオーダーフォームに記入し返信する
- 合計金額の記載された2通目のメールが届いてから入金する
- ヤフーかんたん決済でカードを使用の場合、送料で帳尻を合わせて振り込む(本体価格+送料+オプションのがある場合は送料に加算)
届いた商品
■丁寧な梱包です。天地(入れ替え)無用で届きました。
■同梱されていたものは《シート表皮・シートサンプル(補修用)・補修用ウレタン3種・防水ビニール・シートの張り方指南書・オプションで購入したタンデムベルト》になります。
★タンデムベルトには穴が空いており取り付けは簡単ですね。
古い表皮の取り外し
■作業に入りますが張替えまでに要した道具は次の通り
マイナス/プラスドライバー・ラチェット/ソケット・ラジペン・ハサミ・タッカー・6mmの針・マスキングテープ・接着剤(MOS8)・防錆潤滑剤
■酷い有様です。股間の部分が擦れてしまって本当にみっともない。そもそもバイク用のシート表皮ではなく伸縮性のある合皮を使っています。簡単に張れるので良いのですが紫外線と素材が薄く耐久性が低め。
■RZ250Rのシートは2箇所のフックでシートレールに固定されています。フックのブラケットはタンデムベルトステーも兼ねています。
■タンデムベルトの固定ボルトには抜け止めのRピンがあるので外しておきます。
■ボタンボルトが錆びていて固着しています。プラスドライバーで外します。
※ダブルシートアッセンブリーは廃版です。
■ベルトの金具はサビサビで使い物になりませんでしたし、ボタンボルトも再利用のレベルではありませんね。
■100円均一で売っているマイナスドライバーの角を落とし先端を薄く研いだものを用意。針の下をこじって浮かしラジペンで抜き取ってシート表皮を剥がし終わりました。
RZへの汎用はヤフオク!に出品している水野鈑金工業所さんの販売する『シャリー70タンデムベルト金具』が良さそうですね。購入予定ですので装着したら加筆します。
シートスポンジの補修
■常に圧力が加わっていたのでちぎれています。添付されていたシート補修材を適当な大きさにカットして接着剤で貼り付けました。
■過去にシートを切られた時のカッターキズがあるので凹んだ所をMOS8で埋めています。(コーキングを使う人もいる)
タンデムベルト部分に接着したスポンジもMOS8を使用しています。
■NTBからシート補修用の接着剤とスポンジが販売されています。モノタロウのレビューでは評価が高いですね。〈モノタロウ販売ページ〉
■2剤の接着剤は面倒だし価格が気になる人はセメダインのスーパーXなどが良いかも。
- 接着剤は弾性でも硬度に差があります。何種類か持っているならテストピースで確認してから作業した方が良いと思います。
- スポンジを溶かす溶剤が入っているものを使わないよう気を付けてください。
スポンジの浅いへこみの直し方
■タンデムベルト部分がうっすらと凹んでいますがベルトを取り付ける予定なので今回補修はしていません。ベルトを付けない人は気になると思いますので補修方法が載っている『張り替え用シート皮販売&張り替え支援サイト <スタンダード>』さんのリンクを貼っておきます。
薄く切ったスポンジを貼り付けるより簡単ですね。小技集も役に立ちますよ!
シート表皮貼り付け
■シートスポンジが前後方向に痩せていたので接着剤を使わずに両面テープを使い引っ張り気味に貼り付けました。矢印の部分はタンクとの接触面でスポンジを巻き込んでおく必要があるのですが、変形していたので両面テープで修正です。
■下にビニールを被せてシート表皮をハンドタッカーで留めていきます。表皮の張り方手順は購入した商品に添付されておりますし色々なサイトで紹介されているので割愛しますが、気になった事をまとめておきます。
- 調整式もある
- 耐久性を考えると金属ボディがおすすめ。
- 前述の小技集を参考にする
- シートベースに折れた針が残ってないか確認する。
- 打ってレバーが戻った時に付け根に手を挟まない様に気を付ける。(水かき部分がめちゃめちゃ痛い)
■サイドの部分に向かって薄くなるのでシートベースに平行に当てるとタッカーの尻が下を向く場所があります。台の上で作業するとタッカーの尻が地面に当たらないので打ちやすいと思います。
完成しました
■テール部分は一枚布なのでシワを上手く散らさないといけません。なのでサイドを打つ時に後ろ方向に表皮を引っ張ると帳尻が合わなくなります。バランスはステッチのラインを参考にすれば良いと思います。
さて次は何処を綺麗にしようか、、(全部だけど)
それではまた!