とっくに限界を超えたタイヤを交換します
■DUNLOPのSCOOT SMART(スクートスマート)は非常にライフの長いタイヤでいつまで経っても減りません。ですがサイドがひび割れたまま長期間乗っていますので冬が来る前に交換します。
で、日曜日に嫁に『やってみろたら?』と半ば強引にタイヤ交換に臨ませたお話であります。僕も手伝いましたがこんなにスクーターのタイヤ硬いんですか!とかなり疲れました。
とりあえず分解します
■とりあえずマフラー、マフラーブラケット、サス(下のボルトのみ)、スイングアームを外します。
■最初に緩めるボルトの順番のプランを立てますが違うボルトを緩める嫁。
緩める方向もぎこちないのは何故でしょう、、、
■ホイールナットを外してスプラインを傷つけないようにクラクラとゆすりながら外します。
右側のサスをナンバー側に向けておく必要がありますよ。
※バッテリーケースが邪魔で取り外しにくい事時はタイヤの空気を抜くと外しやすいかも。
■ホイールナットは24mm。工具セットに入ってない事もあるサイズです。
ボルトの位置はこの通り。
ホイールを塗装する
■既に黒色に塗られていたのですがひび割れが出ていたので耐水ペーパーと真鍮ブラシで研磨してホルツのホイール用塗料で塗装しました。
捨て吹きを軽くした後に2~3回に分けて吹きつけましたが乾きも良く使いやすい塗料です。
- 缶スプレーは上向き下向きだと塗料が出づらくなりますし、使い始めのガス圧が高い時と終わりの低い時では塗料の勢いが違うので塗る時の場所は配分を考えてからした方が良いですね。
- ガス圧が下がってからでは捨て吹きは難しいと思います。気温が低いとなおさらです、、、
- 塗料がはじいてしまったら乾くまで待って捨て吹きからやり直しです。乾かないうちに続けて吹くと穴が大きくなって大変な事に、、、
タイヤを交換します
★動画のタイヤ交換のポイントは膝や手で押し下げたり持ち上げたりしてレバーを引っ掛けたい部分に到達させる技術だと思います。
■バルブは滑りやすいようにビードクリームを塗ってから軽く裏から叩きこみます。ホイールが小さいのでタイヤバルブ装着ツールが必要でした。
■110/90-10 120/90-10と少し特殊なサイズで前後同じメーカーで揃えるとダンロップ一択だと思います。
★サイズが揃うメーカーもあるのですがリアタイヤがミニバイク用の物や速度記号/荷重表示がDUNLOPより低いので気を付けてください。
装着後の感想
■乗り心地は激変しております。タイヤの柔らかさとセンター部分の丸みが戻ったのでヒラヒラなバイクが尚ヒラヒラに。ちょっと慣れるまで怖いかも😆
塗り直したことでパット見た感じは綺麗になりましたが、スイングアームやマフラーステーも塗らないと全体的にはあまり変わらない印象ですね。普段使いのバイクなので塗装の乾燥時間をかけることが出来ませんでしたがホルツの缶スプレーは塗りやすく乾燥が早いので楽でした。
※タイヤ交換時にリム部分は剥がれてしまうのでタッチアップはしています。
1人乗車時 | 前輪 | 175kPa(1.75kgf/cm2) |
後輪 | 200kPa(2.00kgf/cm2) | |
2名乗車時 | 前輪 | 175kPa(1.75kgf/cm2) |
後輪 | 225kPa(2.25kgf/cm2) |
まとめ
- タイヤはDUNLOP一択
- ホイールナットのボックスを持っているか確認
- コンプレッサー、パンタジャッキなど必要
- ビードクリームはたっぷりと塗る
- ディスクローターが曲がらない様にホイールを上げ底にする為のスペーサーが必要(廃タイヤでも可能)
- メーターギア、シャフトなどグリスアップをする
- YouTubeを良く見る!
こんな感じでしょうか?タイヤが太いから簡単かと思いきや17インチより難しいと感じましたのでホイールの再塗装など行わないならショップ頼みの方が良いと感じました。タイヤの廃棄も面倒ですしね。